屋久島巨樹巡り 2008年8月13〜15日 晴れ
13日 午前3時半起床
屋久島フェリー
バスで白谷雲水峡
辻峠経由 高塚小屋
14日 高塚小屋から龍神杉
龍神杉から総合自然公園
番屋峯キャンプ場
15日 トッピーにて鹿児島
高速で熊本帰宅
主な巨樹・その他
白谷雲水峡
くぐり杉
鹿
七本杉
もののけ姫の森
太鼓岩からの風景
トロッコ道
三代杉
仁王杉
大株歩道
翁杉
ウィルソン株
夜の縄文杉
朝の縄文杉
高塚小屋
太古杉
龍神杉
北緯 30度22分25.1秒
東経130度31分32.8秒
風神杉
雷神杉
白谷雲水峡から高塚小屋までのGPS軌跡( 3Dカシミール用)
高塚小屋から龍神杉方向のGPS軌跡(3Dカシミール用)
太古杉手前でGPSの電池取替えでスイッチ入れ忘れで太古杉見た後に気が付きデータが抜けてます。太古杉は8時42分から9時まで観察してましたので詳細の場所は説明できません。太古杉入口には案内板があります。
フェリー乗船
朝3時半に起床、屋久島フェリーに乗る為に鹿児島に着きました。
7時前には着いたようで、切符売り場にはもう列が出来てました。 8月は多くの方が乗船しますので早目の発売があるようで良くみたら自動販売で切符購入できるのですぐ入手し、乗船するのも2番目になりました。
フェリーでは場所を確保し、落ち着きますと隣に大きめのリック持ってこられ聞きますとバイクで乗船し、縄文杉も見たいとのことで、こちらも登山届けを作成する為に地図を広げて今回の予定を最終計画となり、バイクの兄ちゃんと楽しい計画談義となりました。
白谷雲水峡行きバス 13時
インターネットで調べたら1時半発があったので1時前に宮之浦港のバス停に行きますとなんと1時発があり、まだ新しく開設されたようで一人で貸切になりました。 途中で、また屋久島に来たと実感し、こみ上げるものがありました。 白谷雲水峡近くでは自動車が片側に並んで駐車するのが多く、バスの運転手の方も困りつつ旨く通り抜けて到着しました。
まずは太古岩へ 15時46分
バスから降りると雨が降ってカッパを着ることになりました。カメラも一度屋久島で雨で壊しましたのでビニールに包んでリックに収め、もう一つの防水ケースに入ったデジカメを出して出発しました。
くぐり杉で女性のグループが写真を取りっこし、このグループを追い越したり追い抜かれしているともののけの森に着き前に来た時よりコケが少なくなっているように感じました。 かなり変化して残念です。勘違いだといいのですが。
辻峠では太鼓岩に登る為にリックを置いて登ってきました。 天気も良く眺めは申し分ありませんでしたが、時間を見ると感動している暇はないと下ってきました。 辻峠で良く見ると太鼓岩には登りと下りの道があり、当方は登りのみ往復しました。時間的に遅かったので特に迷惑かけることもなかったようです。 そう言えば腕に○○パトロールと言う腕章を付けた方から今からどちらまでと声をかけられました。 さすが見抜かれてこの時間に辻峠を通って行くのは問題があります。 軽装で高塚小屋まででも明るい内に着くにはギリギリの時間です。 遅くなるようでしたらトロッコ道を戻りますからと安心してもらい軽く挨拶しました。
トロッコ道 16時半
楠川分れと言うことろでトロッコ道で右折になります。 これから単純な歩きが始ります。途中で近道があるのを忘れていて、気が付いたときには通り過ぎてました。GPSの軌跡を見ますと約400メーター回り道したようです。
暗くなるからと少しテンポが速すぎて休憩も入り、時間ロスで疲れたところでトロッコ道終点で大株歩道入口になりました。
大株歩道 18時
大株歩道に入るとすぐ足が重たくなりました。18キロの荷物は多すぎて、又最近運動不足が途端に結果として現れました。翁杉に着きますと写真を撮り休憩。 そんなゆっくりすると暗くなると言うのにもう覚悟が出来ているのでスローテンポ。 ウィルソン株ではもちろん誰もいなく静かで最高の雰囲気です。 現実に戻るとヘッドライトを装着し、今から暗くなるので気合を入れ出発となりました。
夫婦杉では暗く見ようとすると真っ暗で少々怖い雰囲気で止まらず進みました。
あれー、道がないと登山道より少し横にそれました。 振返ると来た道が解り難く、GPSで軌跡を確認し、来た道のコンパス角度を確認し、引き返すこと5メーター。 無意識に道をそれると一瞬来た道が解らなくなりそうで落ち着いて確認しましたが夜の怖さは精神的に落ち着かないと危ないようです。
夜の縄文杉 20時30分
記憶にある階段に着きました。これを登ると縄文杉です。 着いたと思いきや縄文杉は暗闇の中でヘツドライトでぼんやりと縄文杉が見えます。 リックを降ろし、写真を撮ったり、携帯で明日の予定を家に電話しようとすると中々繋がらない。 古い携帯か、場所が悪いのか、屋久島で携帯電話はないだろうと言うことで中止。 一休みの後に高塚小屋に移動。 気持としては縄文杉のベランダでテント泊したいところだが、トイレがないのでやはり高塚小屋でないと駄目でしょう。
高塚小屋 21時
高塚小屋に着いた時には戸を開けて寝ている人を起こすつもりはないのでテント泊する場所を探し、ゴツゴツしているが空いているところに設置し、食事の用意をする。 良く考えると宮之浦港でラーメン一杯と水のみでここまで来たので元気が出なかったこともありそうで途中何か口にした方が良かったようです。 まずは五目御飯にお湯を注ぐと20分で暖かい食事となり、その前にチキンラーメンにお湯を注ぎ準備okとなりました。 普段飲まない日本酒をコップに注ぎ飲みますとマズイ。 コップ半分飲んでソーセージをつまみにしてご飯を頂き寝ることにしました。 マズイ酒でしたが屋久島で興奮したのが薄れて眠くなりおやすみなさい。
朝明るくなりだすと回りの人の気配がし、目が覚めました。 天気も良さそうで縄文杉の写真撮りに行くことにし、目に焼きつけて再度高塚小屋に戻り、出発準備をしていると鹿が寄ってきて離れない。 湿った服をビニールに包んだものを鹿が口で引っ張るではないか。
駄目でしょうと怒っても離れない。 そのうち諦めたのでしょうか離れて行きました。 エサを与えた人がいるのか、残飯あさりをしたのか鹿の為にならない事が起きているようです。
太古杉 8時13分(高塚小屋出発)
太古杉に行くには高塚小屋の奥にあるトイレ右側を進みますとロープで通行止めしてあります。このロープをくぐり進むことになります。 このトイレは夜に行った人が帰らなく行方不明になった場所でもあります。現在は小屋からトイレまで、歩道が新設され心配はなくなったようです。 北に進みますと今までの登山道と違い、道は落ち葉で覆われてます。 歩く人も少ないようで、どちらを見ても自然の美しさが満喫できます。 赤テープが登山道に記しがあり迷うことはないようです。 30分ほどで太古杉の案内板があり、その左には屋久杉がありますがこれではなく右に入るとすぐ太古杉が見えてきます。
縄文杉を少し小さくした雰囲気で樹肌も似ています。 根回りも荒らされてなく自然に育った雰囲気が味あえてうれしい環境です。これからも訪問する人が少ないようにと祈るところです。 勝手な言い分ですが。
龍神杉 10時36分(高塚小屋より2.8キロ) 標高1266メーター
高塚小屋より高低差は少なく、途中では天気が良いと宮之浦港がはっきり確認できます。 途中の登山道はわかり難いところも数箇所ありますので落ち着いて進まれた方がよさようです。 人のあまり通らない登山道経験者のみ許される道と言っても良さそうです。水の補給は殆どなしと思ってください。 多少の雨が降っていると、いたるところでは補給できそうですが?。天気次第で水の確保も前もって準備された方が良いでしょう。 龍神杉は表示板があり確認ができます。 風神・雷神杉はどちらか判断は出来ませんが龍神杉の存在で薄れそうです。 石段で三神杉を見て回ることができるようになってます。
龍神杉登山口 15時05分 (龍神杉より5.4キロ) 標高208メーター
やっぱり足が重く、休みながらの下りになります。 約1000メーターを下ることになりますが、かなりの箇所は石段があり良くぞ並べて設置されたと関心します。降り始めてからしばらくで地元の3人の方が登ってこられました。 まさか人に会うとは思ってなかったそうで、こちらも会うことはないと思ってました。 トロッコ道跡に出たとこで下ってこられ追いつかれました。 軽装で足も軽くすぐ離れました。 なんとなくトロッコ道跡で安心し油断したところ足元を見て歩いていたら頭が木にあたり尻餅をつきました。びっくりしたのと痛さでまいりました。 起き上がり歩き始めますと額から血がポタポタ落ちてありゃ怪我してる。 手で押さえて止血し、歩きますとまた緩んで血が流れてきます。 何度となく手で押さえて止まったようです。 登山口にはチェーンで車が入ることが出来なく、林道があるのですが舗装してあるところで傾斜がきついところがあります。 地元の人がここから往復されたのですが健脚のようです。
屋久島総合自然公園 16時13分 (登山口より3.8キロ)標高36メーター
登山口から携帯電話を数回試して見ましたが使用できず、自然公園まで歩くことにしました。
自然公園の展示舎受付でタンシーを手配して頂き、額の傷を見てリバテープとテッシュを出されて初めて鏡を見ますと人前に顔を出す雰囲気では無かったようです。 親切に麦茶まで出して頂き、一揆に飲み干したらもう一杯。感謝感謝!! 自然と人の良さに触れた樹木巡りで林道を下りて来る時はもう暫くは屋久島はいいかな、と思っていたのがタクシーに乗ると辛さを忘れ、又来ることを考えていました。
タクシーではお話しをしますと縄文杉の朝焼けの写真を撮りましたかと聞かれ、そうだチャンスを逃したようです。次回天気よければ写したいところです。 龍神杉登山口まではタクシーは行きますと言われ、途中で予約されると向かえに来るそうです。
終わりに
13日朝、まだ屋久島に行くか迷ってました。 次に鹿児島港で結論だそうと思ってましたらフェリーを見たらそんな迷いも吹き飛んでまずは島に行こうと言うことで楽しむことが出来ました。
同じルートで行くならフェリーではなく早く入山できるトッピーか飛行機が良さそうです。
食料を始め、多すぎた荷物は負担になり検討する余地が多々ありました。
龍神杉を見たら引き返し、高塚小屋に戻るか新高塚小屋に止まる計画もいいですね。もちろん太古杉を見て引き返す計画もありですね。